社会不安障害の中の代表的な症状として赤面性があります。
この症状は赤面症や赤面恐怖症と呼ばれることが多いと思います。
小学校高学年から中学に入る頃、いわゆる思春期の時に、この症状に悩むようになる人が多いのではないかと思います。
症状の現れる場所は、人によって色々ですが、頬が赤くなる、耳たぶが赤くなる、目の周りが赤くなる、首筋が赤くなる、といった形で、人目につく所が赤くなることで、人から変に思われてしまうと悩む症状なのです。
また、精神性発汗や、男性恐怖症、女性恐怖症の症状と重なって起こってくることも多い症状だと思います。
普通は思春期を過ぎると、自然に治ってくることが多いのですが、思春期を過ぎても、顔が赤くなることに悩んでいる状態が社会不安障害の症状に当てはまると考えて良いのではないかと思います。
また、顔が赤くなるのとは正反対に、顔が青白く、このために人から変に思われるのではないかと悩む、いわば、逆赤面性に悩む人も中にはいます。
これは、女性よりも男性に多いように感じます。